パソコンのディスプレイの設定で目の疲れを軽減する

パソコンなどのVDT作業で最も疲れを感じるのが言うまでもなく目です。目の疲れが深刻になれば、頭痛や首の痛み、肩こりなども引き起こすことも少なくありません。 仕事となれば、パソコン作業を控えるというわけにはいかないので、目の疲れを軽減させる予防・対策は重要です。放っておいて、眼精疲労になっては、仕事が捗るわけがありません。

パソコンなど液晶ディスプレイを使う作業のことを、「VDT(Visual Display Terminal)作業」と言い、 このVDT作業を続けることで、目や心身に疲労やストレスを感じる症状を「VDT症候群(テクノストレス眼症)」と呼んでいます。

パソコン作業による疲労の大きな要因として、パソコン作業の「長時間化」と、液晶ディスプレイの「高輝度化」が考えられます。
特に液晶ディスプレイの高輝度化は、どんどん進んで明るくなっていて、鮮やかで迫力のある映像を楽しめるようになった一方で、この発光画面を長時間見続けることで、目の神経を刺激して疲れさせると考えられています。

パソコンは、輝度の調整をするだけでも目の疲れは抑えられます。
液晶ディスプレイは、ほとんどの場合が最大輝度の状態で工場から出荷されています。この初期設定のままで、ExcelやWordといった白がベースのソフトを使った作業では、明るすぎて、目が疲れてしまいます。
最適なディスプレイ画面の明るさは、一般的なオフィスの照明(照度500ルクス程度)の場合、100~150cd/m2と言われています。目安としては、画面を白い紙をに並べて、ほぼ同じ明るさになるように設定すると良いでしょう。

輝度に続いて注意したいのが、液晶が光沢タイプのものです。光沢のある液晶は画面の色が鮮やかで黒が引き締まって見えるため、静止画や動画を表示させると映えます。一方で、光沢液晶は表面が平滑になっているので、外光をきれいに反射するだけでなく、映り込みが激しいのです。映り込みのある場合、目の疲労を訴える声が多かったという調査結果もあるそうです。こういった光沢液晶で長時間作業する際は、反射を抑えるフィルターを使用するなどの対策をとりましょう。

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