VDT症候群

液晶ディスプレイ画面の画像 今や、オフィスでもプライベートでもで欠かすことができないパソコンやテレビ、携帯電話などと言った情報端末ですが、これらに費やす時間が増加するにつれて、VDT症候群(テクノストレス眼症)になる可能性も高まります。

「VDT症候群」とは、VDT作業(※)によって、眼精疲労、ドライアイなどの眼症状、肩こり、腕や手指の痛みなどの運動器症状、頭痛、不眠、無気力、疲労感などの精神神経症状などの症状が現れることを言います。

パソコンによる作業は、ディスプレイ画面と書類などのデータを凝視する必要があるので、まばたきが減少し、涙の分泌量が少なくなるため、目が疲れやすくなります。
加えて、からだに負担の大きい姿勢での作業時間も多くなったり、目の疲れだけでなく、首、肩のこりや痛みなど、からだ全体に不快な症状となって現れます。

VDT症候群の対処法は、仕事中であっても、適時に休憩をとって目を休めることです。目安として1時間中10分程度の休憩をとりましょう。仕事中にそんなに休憩ばかりとってられない、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、長時間、無理に作業を続けても、仕事の効率は落ちるだけです。割り切って、休憩をとる習慣をつけましょう。
休憩の間は、窓から遠くを見たり、目薬を点眼したり、目をそっと閉じたりリラックスするようにすると良いでしょう。もちろん、ストレッチなどをして全身の緊張を和らげることも効果があります。

また、パソコンのデスク環境を改善することも重要なポイントです。
ディスプレイの設定で輝度を落としたり、目が乾燥しないように、視線の下に画面がくるように設置したり、OAフィルターを使用するなど、ちょっとしたことで目の負担を軽減できますので、工夫してみましょう。
最近では、パソコン専用メガネなども発売されています。限りなく無色に近いレンズを使用しているので、オフィスでも抵抗なく使えるかもしれません。

現代社会はパソコンとは切っても切れない関係となっています。仕事で使うとなれば、工夫をしながら付き合って行くしかありません。
パソコンの作業環境をちょっと見直して、少しでも目の負担を軽減しましょう。


※VDT作業とは ディスプレイやキーボード等により構成されるVDT(Visual Display Terminals)を使用した作業を言います。




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