ツボをマッサージして疲れ目解消!
東洋医学では、目には多くの経脈が流入するため、目の調子が悪いと精神や身体にも影響するとされています。
特に、パソコンなど仕事で目をよく使う方は、作業の合間にこまめにツボマッサージを行うと効果的です。
ツボへの刺激は、感覚神経を通り、脊髄を経由して、脳へと伝えられます。脳はその情報をもとに、間脳の視床下部が自律神経の指令を出し、乱れた自律神経を整えるのです。
疲れ目には、次のようなツボが効果があります。
睛明(せいめい):目頭の内側、鼻根のクボミに位置します。
目をつぶって、右手の親指と人差し指で左右の「睛明」を摘むようにして圧迫します。ゆっくり円を描くように圧迫しながら、目を強くつぶる動作を繰り返すと、より一層効果的です。1分間くらいを1セットにしてやってみましょう。
風池(ふうち):後頭部、髪の生え際で、僧帽筋という筋肉の外縁に位置します。
両手で頭を挟むようにして、左右の親指で左右の「風池」を同時に押します。 息を吐きながら10秒間ほど圧迫し、息を吸う時に指の力を抜きます。これを10回くらい繰り返します。
客主人(きゃくしゅじん):目尻りの後ろ側、頬骨弓中央の上際に位置します。
人差し指の上に中指を重ねて「客主人」に置き、左右から頭を挟むようにして同時に圧迫します。その部位に指を置いたまま圧迫をしながら、ゆっくり円を描くように刺激します。